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岡村和則のブログ

興味を惹かれたものを写真と共に綴っていきます

峠の苦しみ

軌跡 四国

日本は国土の7割を山で占められている

自転車で旅をするにあたり、避けて通れないのが

山の上り坂、所謂ヒルクライムだ。

装備が軽ければそれ程、苦ではないが

私の場合はカメラやレンズや三脚など

かなりの重量になってしまうので筆舌に尽くしがたい程の苦痛を伴う。

真夏の高温多湿の状況では、地獄以外何ものでもない。

激しい動悸と息切れがとめどなく押し寄せてくる

水を飲んでもあっという間に喉が渇き、身体中の毛穴から水分が吹き出る感覚

サウナでかく汗なんか比では無くそんな生ぬるいものではない。

 

 

そして峠を越えた後は下り坂という最大のご褒美が待っている。

今までの苦労が嘘の様にスイスイと今までの何倍の速さで進む事ができる。

喉が渇ききって飲むビールに近い感覚と言えばわかりやすいでしょう。

 

徳川家康の遺訓で”人の一生は重き荷を負うて遠き路を行くが如し”と

あるが、まさにこの事だと思う。

上り坂も人生も一緒で苦労や苦しみを背負った者程

それに見合った人間になる者だと思います。

重いものを背負った人間ほど傑出した存在になるのです。

 

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高知県の四郎ヶ野峠

急勾配の箇所が多く、幾度ともなく足が止まる

死にそうな顔をして登っている最中

軽トラックに乗った地元の方から

荷台に自転車を載せてやると声を掛けられた

好意はうれしかったが楽をしたくなかったので断った。

 

こんな便利な時代に自転車で旅などと笑われるかもしれない。

何故に苦しむ事を進んでやるのかというと機会損失を避けたいからだ。

車と違い自転車でしか出会えない光景、景色が沢山あるのです。

 

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峠を登ってる最中に見つけた一輪の鉄砲百合

水の滴った百合は涼しげで何とも上品である。

車やバイクであれば見落としていただろう。