岡村和則のブログ

肉体労働に従事する傍ら主にライフワークとして日本全国を旅して歩き各地域の古くから伝わる風俗や風習など 近年は漁業に対して強い関心を持ち漁業に携わる方々を積極的に取材。新聞社や写真展など様々な媒体で作品を発表

丘の上から

             丘の上から

 

初めて訪れた場所なのに、懐かしさを感じる経験は誰にでもあるでしょう。
それは目の前に広がる景観から読み取る情報の中の何かに

心が反応していることだろう。
その土地に住む方達の生活により育まれた景観から感動を覚え
想像を広げ、意味付けできるという点に
普遍的な価値や大切さを見出す事ができるのではないだろうか?
そこで私は具体的要因を見つけるため日本各地を訪れた。
気になる場所を見つけると高台に登り、そこからじっくりと見渡す。
自然と人々の暮らしが一体となって創り上げた風景に感動すると同時に
何故この様な場所に人々が住むようになったのか?興味は尽きない。
そして山奥に開かれた集落も、入り組んだ海岸線に築かれた漁村も
共通するのは平地が少ないという事だ。
ご存知の通り、日本の国土の70パーセントが森林、つまり山だ。
遥か遠い祖先の時代から、

狭い平地をいかに有効活用するのか苦心してきたように思う。
その先祖代々受け継がれ刻まれ、遺伝的記憶として連綿と伝わり
初めて見るにも関わらず情緒的な懐かしさとして
心に反応しているのではないだろうかと私は思う。
これこそが我々日本人の心の奥底に秘めた原風景であり、心象風景ではないだろうか?
狭い平地にひしめき合った集落、段々の田畑、統一的屋根瓦の連なった家並み
非常にこれらの景観は美しく、心を惹きつけてやまない。

 

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福島県大沼郡金山町 大志集落

 

久しぶりの更新

昨年の6月以降は撮影にも旅行にも出かけず仕事一辺倒の日々でした。

金銭的にも余裕ができたので細心のカメラ(Nikon Z6)を購入し

性能と利便性に驚くばかりです。

今まではCanonの一眼レフを使っていまして当初はEOS Rを購入するつもり

でしたが、実機を触ってみて何だかカメラ本体もレンズも予想以上に大きく

ミラーレスの最大の強みである小ささや軽さがあまり感じられなかったのが

今回のNikonのZ6を購入した主な動機です。

Z6を持ち出して近所を撮影してみましてまだNikonの操作に慣れておらず

戸惑うことが多いのですが家に帰ってモニターで画質を確認してみると

CanonからNikonに変更した甲斐があったと実感しています。

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因島

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7時に起床。7時27分のフェリーに乗船する為に宿泊しているホテルの朝食など食べている余裕などなく空腹のまま三原港へと向かった。そのまま重井行のフェリーに乗船する。

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乗船している人たちを見てみるとこれから仕事で現場に向かうのだろうか?作業着を着た方達が多い。3年ほど前に乗船した鹿児島県の甑島行きのフェリーの事を思い出す。

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県道366号線をひたすら歩く。残念ながら海岸沿いは無機質なコンクリートで覆われていた。昨日は一日中雨だったので瀬戸内海は霧に包まれていた。気温は18℃程でTシャツ1枚だと寒く感じられた。

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海岸線をあるいて気になった事、それはあまりにもゴミが多いこと。空き缶、タイヤ、鉄くず、サンダル、電球、目についただけで多種多様なゴミが目に飛び込んでくる。今年の初めに訪れた能登半島の海岸線でもゴミが目立った。

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瀬戸内海は波が穏やかで大人しい。瀬戸内海で漁師をするのも悪くない。

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11時に土生港に到着。8時頃に重井港を出発したので3時間かけて歩いてきたことになる。グーグルマップで経路を調べてみると9km程あり時速3kmのペースだ。約6kgのリュックを背負うと両肩がこってしまった。3時間あるいただけなのに予想外の疲労感を感じてしまう。

 

土生を見渡せる荒神社からの眺め。狭い平地に家々が密集しているのが分かる。この因島も過疎が進み、空き家が多いことだろう。

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内海造船の作業風景を高台から見学。巨大なクレーンで船の部品を持ち上げる光景に思わず見入ってしまった。120トンまで持ち上げられるのだから恐れ入る。3代のクレーンで歩調を合わせる様に慎重な作業に感心してしまう。小さなミスでも大事故に発展する事を考えると操縦している人の責任も重大である。